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お知らせ

南空知ユリ部会 ご挨拶

06/06(金)南空知ユリ部会様がご来場され、セリ前にご挨拶をいただきました。

 

 

 

 

 

皆さんおはようございます。
南空知ユリ部会副部会長をしております小柳と申します。
本来は隣におります作田部会長がご挨拶の予定でしたが、体調不良で声が出ないと言う事で僕が代わりにご挨拶させていただきます。
よろしくお願い致します。

まずはじめに昨年は物価高騰続きで大変な中、我々南空知ユリ部会のユリをご購入いただきまして誠にありがとうございます。

ここ数年世の中物価高騰により、花屋さんをはじめ販売や経営にかかわるすべての経費が上がり非常に厳しい状況が続いている事を札幌花きさんを通じて常に聞いております。

この場をお借りしてこのような話をするのは誠に恐縮ではございますが、我々生産者もここ数年苦境に立たされている状況です。

と言いますのも今から約10年前・15年前に比べ、様々な費用が値上がりしております。
球根代もそうです。一番安い球根はシベリアですけれども、10年前は50円で手に入りました。15年前は42円です。現在の価格はと言いますと92円~120円です。間を取って球根1つ100円で購入しております。既に10年前の倍になっているわけですけれども、更にユリを栽培するにあたって一番大事な土づくり。それにかかる費用や資材などは10年前から約2.5倍上がっております。

5年に一度張り替えなければならないビニールハウスのビニールも、10年前までは1棟あたり30万円で交換出来ました。それが今は58万円かかります。

出荷するにあったって箱代やフラワーパック、運賃等など10年前とは比べ物にならないぐらい経費が値上がりしているのが現状となっております。

更に具体的に申しますと、1本あたりのユリのプラスマイナスのボーダーラインというものがあります。
これが10年前・15年前だとシベリア170円でプラスマイナスでしたが、現在は292円でプラスマイナスゼロです。これが現状となっております。

更にここから我々生産者は50円以上利益がないとユリを作り続けることが出来ない状況まできております。

この場でこのような話をすること誠に恐縮に思っております。
決して高く買って欲しいという意味ではありませんが、この様な状況が現実であり今のところ首の皮一枚繋がっている状況で生産をさせていただいております。

それでもユリを必要としてくださる花屋さんがいる限り、栽培・生産をしっかりとやって色々と模索しながら前進して参りますので、今後も今まで以上に皆さんの要望に少しでも応えることが出来るよう我々南空知ユリ部会一同励んで参りますので、本年度もどうぞよろしくお願いします。

 

装飾 花の背景画像 装飾 花の背景画像